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Amazon Cloud Driveで音楽、データ、Mac上の全てをクラウドにバックアップする

   

Amazon Cloud Drive
ついに日本でもAmazon Cloud Drive(ACD)のUnlimited Everythingプランが解禁されましたね。僕はアメリカにいた頃に一時期使っていました。

最近研究にしても音楽制作にしても、使っているPCがハードディスクごと逝くという事態が立て続けに起きており、心底辟易しています。Amazon Cloud DriveのUnlimited Everythingをアメリカにいた頃に使っていたこともあり、「早く日本でも信頼できる企業の提供する(←重要)容量無制限のクラウドストレージサービスはじまんねーかなー」と思っていました。(US版も普通に日本から使えるという話もあるんですが、公式のアプリケーションを通すとなぜか国内サービス(=Amazon Prime Photoあたり)に飛ばされて認証が効かないなど、いろいろあって帰国後は使えていませんでした)
その代わり、研究用のデータセットについては大学関係のご厚意で使わせていただいているIBM Bluemix等でサーバ上にバックアップを取っていました。ただ、そのためのサーバとのコミュニケーションにはR, MATLAB, SASなどを使っていて、なおかつソフトウェアごとのデータセットの形式などでもごちゃごちゃと問題がありました。もう各ファイル形式でそのままファイルごとバックアップ取れたほうがラクなんじゃね?みたいな感じになっていたところでした。

以下では、ぼくのUnlimitedプランでの用途や注意についていくつか書いておきます。

用途1: MacのTime Machineをクラウドにアップして管理したい

容量無制限のクラウドストレージを使っていれば当然出てくる欲求です。「ローカルの外付けHDDにバックアップしてたんだけど、1年後に久々に接続したらHDDごとデータが飛んでた」なんていうのはままある話です。そもそもTime Machineに対応したクラウドストレージはいくつかありますが、よくわからないサービスにアップするのは少し気がひけるというのが本音です。
何も考えずにできる方法1は、「Time Machineで外付けにバックアップを取ってからイメージファイルをACDに手動でアップロードする」ことですね。Amazon Cloud Drive自体はTime Machineに公式に対応しているわけではありませんが、一旦ローカルの外付けHDDをTime Machineに指定してバックアップしたのち、そのTime Machineをまるごとアップロードすれば大抵済みます。使っているMacごとにTime Machineを時系列順にアップしておけるフォルダをクラウド上に作っておけば、バージョン管理もできます。
方法2は、バックアップサービスを通じてアップロードすることです。有名なのはArq Backupとかでしょうか。ArqはAmazon Cloud Driveだけではなく、AWSのS3やGoogle Drive、Dropbox、自分のサーバなどに勝手にバックアップを取ってくれるサービスです。定期バックアップぐらいなら僕は自分で組めるのでとりあえずは不要かなと思っています。

なんでそんなに容量を食うのか

「なんでそんなに大量のデータをバックアップしたいの?」って話もあると思います。勘違いしてほしくないんですが、PC内が高画質のエロ動画で埋まっているわけではありません。
研究方面ももちろんですが、楽曲制作においても、1曲を各パート(トラックとか呼ぶ)ごとにwavで吐き出して保存しておくと、曲数によってはかなりの容量を食うのであります。これらのパラデータは基本的に掘り返すことはないんですが、いつか将来ミックスダウンし直したくなった時にはDAWのプロジェクトファイルと各音源を狂いなく呼び出す必要があります。そうなると、クラウドサーバ上に置いておくのが最も合理的という話になります。あとは最近、iTunes上で勝手にローカルに置いてある音楽ファイルをApple Music専用のDRMのかかったクソみたいな形式のファイルに置き換えている形跡があり、一刻も早く手持ちのファイル群をクラウドに避難させる必要があったのです。Apple Musicは高音質ストリーミングを選択しても確か256kbpsのAACか何かで送られてくるんだったように記憶していますが、はっきり言ってそれでは困るのです。

Dropboxみたいなローカルとの同期フォルダも欲しい

これは、Dropboxほどスムーズにはいきませんが、ローカルにAmazon Cloud Driveに対応したWebDAVをマウントすれば実現できないことはないです。WebDAVは、Webサーバ上のフォルダをあたかもローカルにあるかのように見せる技術って感じです。詳しくはググってください。
ACDに対応したWebDAVをソフトウェアで組む場合には、“Amazon Cloud Drive”をサポートした多機能WebDAVクライアント「CarotDAV」v1.12.0 – 窓の杜とか使えばいいと思います。ぼくはそう頻繁にファイルの出し入れをするつもりもないし、WebDAVは基本的に遅いので使うつもりはありませんが。

誤解: ファイルサイズの上限が2GB…?

使い始めの頃はぼくも誤解していたんですが、ネットを眺めていると「アップロードできる単一のファイルサイズが最大2GBだから使いものにならない」という話がちょくちょく出てきます。これが本当であれば「Unlimited Everythingって言う割には微妙じゃね…?」となるところですが、実際には完全なる誤解で、アップロードのサイズ制限がかかるのはACDにウェブサイト上からアクセスし、ブラウザ経由でアップロードする場合だけです。

Dropboxと比較したAmazon Cloud Drive

まずAmazon Cloud Driveで提供されている公式のソフトウェアについて書くと、これはDropbox等とは根本的に違う部分があります。Dropboxではローカルのフォルダを監視して、変更があれば随時複数のPC間で完全に同じフォルダ構成を達成するよう同期を行います。しかし、ACDはそういったものではないのです。定期バックアップは自分で組まない限り、自分でファイルをアップロードするタイミングでしかクラウド上のファイルは変更されません。これのメリットは、当然ですが、各PCから一方的にひたすらにバックアップのためのアップロードができるという一点に尽きます。Dropboxのようにフォルダ構成を同期して円滑なファイル共有を進めることを目的としているわけではなく、文字通りの”クラウド上のストレージへのバックアップ”を目的としているという感じで大体あってるのではないでしょうかね。

注意: アップロードが遅い

これは本当にそうなんですが、アップロードが笑っちゃうぐらい遅いです。それこそAWS上で運営されているというDropboxよりよっぽど遅いんじゃないでしょうか。「これは頻繁に出し入れするためのサービスではないんじゃ」という雰囲気をガッツリ醸し出してくれています。有料の貸し倉庫に祖父の遺品を預けに行く時ぐらい滅多に出さないことを前提にしているように感じます。まあアップロードで日本中から莫大なトラフィックが来ることを考えるとそれも当然なのかなとは思いますが。
参考値としては、朝イチでとりあえず一番大事な500GB分のファイルのアップロードを開始したんですが、18時現在で残り436GBです。日中フルに使って1日100GB弱ぐらいだと思ったほうがいいのかな。まあ一旦置いてしまえばこっちのものだと思えば多少は我慢できるかな。

とりあえずこんな感じですかね。
また思いついたら、そして何ヶ月かガッツリ使ったあとで感想でも書いていきたいと思います。


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