結局世の中カネなのか考えてみた話

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ヒップホップの世界に片足突っ込んで最もよかったなと思うのは、行動規範に「それをやったらダサいかどうか」が大きな割合を占めている先輩方にたくさんお会いできたことだ。
今日の話はたぶん身近ないくつかから怒られたりしそうで面倒だからあんまり書きたくないんだけどねー。まあ俺の話じゃないからいいか。

ビットコインとか考えてると「結局お金ってなんなのかな」とか、人工知能について考えてると「結局働くってなんなのかな」とかさ、違う角度から見えてくるもんって意外とあるよね。世の中金かっていう議論はこれまでにも死ぬほど繰り返されてきた。んで最近特に思うのが,経営者ほど意外と自分とこの社員に向かって「世の中金じゃない」って言うっぽいんだよね。あれはなんなんだろうね。

まあ少なくとも、世の中が金ではないことは確かだよ。それは疑いようもない事実ですよ。だって世の中は信用だから。自分が頑張ってこれたのは自分の実力というよりも,諸先輩方や師匠や親のサポートとか,環境の良さとか時代とかタイミングとか、まあいろんな偶然が重なったからだというのは理解してるよ。だからもちろん皆々様に感謝はしています。

しかしね、そういう世の中を生き抜くために必要なのがお金ではなく信用であるということとは全く別個の議論として,企業での労働においては経営者から社員へ贈れる感謝の形は基本的には給与しかないわけで、本来経営者側の人間はなるべく社員に払える給与が増えるように頑張るのが恩返しとしての正しい形なわけじゃん。だからこそ社員側もそれをモチベーションに頑張っていけるわけじゃん。それを結構な割合で「金じゃない」って言うのはなんなのかな。ではこの人口減少の時代におたくの会社さんをわざわざ選んで働いてくれていることに対して、どうやって感謝を伝えるつもりなのかな。そういうところが正直よくわかんないんだよね。筋が通ってないっていうか。

まあね、いつも正論ばっか叩きつけてアレだなとも思うけど。しかし消費者の厚生のためという大義名分で過剰に労働側の資源を(無償で)吸い取ってるだけでは残念ながらマトモな企業とは言えないんですよ。ユニクロが素晴らしい会社たりうるのは,そこで働く社員がもう目にも明らかに自分の報酬よりはるかに高いクオリティの労働をしているからです。これは時間の切り売りの方法として最適レベルではない。ここしばらくいろんなところでそういう現場を見てきたのでそろそろ考えまとめる。

はっきりいって薄給を「金じゃない」で正当化すんのってクッソダサいと思うんだけど、これ違うのかな。俺には逃げにしか見えないんだけど。世の中は信用なわけじゃん。つまりさ、金の支払いからそうやって「逃げ」ていると、社員側はサービス残業で雇用者の信用を稼げても、雇用主側は逆にどんどん信用を失っていくんじゃないかと思うわけ。だってこっちは行動してるにも関わらず,むこうは感謝を行動で表してくれないんだよ?そら逃げられちゃうでしょ。
さっき述べたように「社会生活は金じゃない」のが確かだとしても、少なくとも労働環境について議論するときに上の人間からそんなこと言う資格ってあるのかなっていう疑問があるわけ。「うちは薄給でごめんね、給与増やせるように一緒に頑張って上がっていこうぜ」の間違いじゃないのかな。頑張って成果を出した時に正しく報酬が与えられる形が一番どばっと脳汁出てその先も頑張れると思うんだけどね。

労働のモチベーションって基本的には
i) 仕事自体が楽しくて仕方ないから薄給でも我慢できる
ii) 労働時間に融通が効いて自分のやりたいことがやれるから薄給でも我慢できる
iii) 雇用の保障と身分の安定があるから薄給でも我慢できる
iv) その集団へ帰属できることによる自己実現的な満足感があるから薄給でも我慢できる
v) 高給
ぐらいしかないと思うんだけど。お客様に感謝されるから頑張れるとかそんなのは当たり前としてね。

ま、社員を騙して安くこき使うためだけの方便として「世の中カネじゃない」って言ってんなら,まあそういう会社なんですねーつって理解はするけどね。

ちょうど話が逸れるけど、さっきもtwitterで
「フェイクニュースを垂れ流すNHKの平均年収は1000万らしい!受信料をさげろ!」
とか平気で回ってくんの。はあ?違うでしょ。じゃあNHKの平均年収が240万だったらフェイクニュース垂れ流してもいいのかよ。フェイクニュースの発信と年収への妬みを混同するなよ。ほんとだせぇな。

年収が妬ましいなら自分も年収があがるようにブランド力つける方向に動き出すのが採るべき正しい道でしょ。最近はLINE田端さんが勧めてる本をはじめとしてサラリーマンのブランド化の話だって結構出てんじゃん(トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!)。別に年収1000万もらってるやつなんてNHKに限らずおまえが思ってるよりゴロゴロ居るんだからそこにギャーギャーいうなよ恥ずかしい。

そんなことを、六本木のSHAKESHACKで2000円のハンバーガーを食べ、そして雰囲気だけで酔っ払ってしまいそうなバーでひとり酒をすすりながら考えている。いろんな人に言われてきた通り、やっぱ東京の方が向いてるのかもしれないですね。残念ながら俺はこの先もおそらくそういう雇用形態では働いていかないので、蚊帳の外からごちゃごちゃいう感じなんだと思う。来年度も引き続き年俸制+裁量労働でやっていきます。どうぞよろしくお願いします。



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