うずまき2017 powered by Jun-Systems

耳管開放症, SAS, 統計解析, 人工知能, プログラミングそれに思考

*

三浦大知の素晴らしさ

   

先日仕事の話で渋谷のRedBull Studioに遊びに行った時に「今メインスタジオに三浦大知がいるよ」って言われてマジで卒倒しそうになったし久々に「生きててよかった」と思った。それこそRedBullのダンス選手権のテーマソングにもなっている(RE)PLAYのレコーディングかなんかだったらしい。

さて、表題の通りで,三浦大知の良さとは一体なんなのか。

和製マイケルジャクソンと言われた実力

歌詞やダンスの実力の高さは既に折り紙付きだけど、それを含めた”総合的な催し(=エンターテイメント)”としてのライブの展開の面白さには、三浦大知好きなら確実に楽しめるエンターテイメント性がある。俺は基本的に、ものすごく特定のフィールドで才能を発揮してるすごい人だからと言って必ずしも性格がいいわけじゃないと思ってるけど(ものすごく有能な政治家でも不倫しまくるとか、めっちゃ性格悪いけど最高にいい曲を作るアーティストとか)、三浦大知はあの才能を持っていながら性格もめっちゃいいし、神は三浦大知に何物与えたんだって話ですわな。

新進気鋭のプロデューサの積極的な起用

近年の三浦大知の良さを語るにあたってはこれも相当大きい。一般の人はなかなか目がいかないかもしれないけど,シンガーソングライターでもない限りは多くの場合に歌手の曲を作っているのは歌手ではない誰か(プロデューサーとか呼ばれる)で、そしてそれは曲ごとに毎回違ったりする。

三浦大知でもこれは例外ではなくて,(RE)PLAYはいつものタッグUTA & Daichi Miuraだけど、仮面ライダーエグゼイドの主題歌にもなった『EXCITE』を作曲・編曲したのはCarpainterのTAIMEIだし、その前のCry & Fightを書いたのはSeihoだ。三浦大知だけ追っていると「いや誰だよww」って感じかもしれないけど,実はTAIMEIにしてもSeihoにしても近年のクラブミュージック界隈では大注目されているDJ、トラックメイカー、プロデューサーだったりする。注目されているアーティストの作る”音楽的な面白さ”をオケ(楽曲における歌以外の音楽の部分。インストとも呼ぶ)に乗せるだけでもポップチャートに乗る作品としての珍しさっていうのはグッと高まるだろうし,それがシンガー自身の高い実力とうまく反応すれば本当にいい作品になるのは間違いない。

ポップフィールド(というかオーバーグラウンド)で闘う三浦大知がこういった新進気鋭のアーティストを積極的に起用するっていうのは本当にすごいことだと思う。(まあseihoはもうSugar’s Campaignでメジャーデビューしたけど、TMSeiho名義の2007年とかからよく聴いてた覚えがある)

といっても、日本でこういったクラブミュージック寄りのプロデューサをポップミュージックに採用したのはPerfume x 中田ヤスタカ(Capsule)という大成功した前例があるし、彼らの楽曲ポリリズムの最後のインストの”ポリリズムの展開”の部分は当初レコード会社の上の人から「リスナーに『CDプレーヤーが壊れた』と思われるからやめろ」と反対されたっていう話もある(昔のCDプレイヤーはディスクが傷ついてるとあれにちょっと近い音が鳴った)。それを押し切って音楽性を優先し,結果成功して上層部を黙らせたんだから本当に格好いいと思う。日本語ラップ界隈では知らない人はいない有名プロデューサBach Logic(バックロジック)も、過去にはEXILEやJ Soul Brothers、w-inds.、西野カナあたりにも提供してるっていう話もある。

俺はこういうのをやってほしい

三浦大知について素晴らしいのは実は本人だけじゃなくそれについてくるリスナーでもあって、先述のような新進気鋭のアーティストの多少ぶっ飛んだ曲調でもがっちりついてくる。
三浦大知はもちろん和製R&Bに分類されるシンガーだと思うけど、曲の節々でやっぱりブラックミュージック的な要素が強くにじみ出ているし,たぶん最近のヒップホップも好きなんじゃないかなーなんて勝手に考えている。特に、歌とラップの合間ぐらいのフロウ(歌う時の節のつけ方)は少し前のUSメインストリームのトラップっぽさも垣間見れて最高にいい。それをもっと寄せて、俺が三浦大知と同じベクトルで絶大な信頼を寄せているEric Bellingerぐらいのフロウで曲作っても全ッ然いけるし、逆に日本でそこまでやれるシンガーってこれだけアーティストがいてもまだ全然出てきてないと思う。今の三浦大知も最高にいいけど、今のUSのR&B、HIPHOPみたいな歌もラップもダンスも何もかもできるアーティストになったらいよいよ本当に日本で唯一無二だよ。

これなんて冒頭でEricもう完全にラップしてるけど、三浦大知のリズム感だったらこれぐらいは余裕でいける。日本語ラップ村の人たちはたぶん一部ヘイトしてくると思うけど、本家USにはラップと一緒にこんだけ歌えるやつがチャートにゴロゴロしてんだから文句言えないと思う(そもそも日本のヒップホップはどいつもこいつも16小節のサビとフックの繰り返しで終わるし音楽的な良さをもっと追求してほしい)。

なんか書き始めたら意外と書けなかったので思いついたらまた書く。


 - 音楽 , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

tunecoreのDOD (Disk On Demand)代行でのCD流通を考える
no image
【One Asia】アジアのヒップホップ【One Hiphop】
プラグイン系の物欲整理を行いますよ
SpotifyからGoogle Play Musicに乗り換えました。
ストリーミング時代の音楽産業 音楽は商品から資産へ
no image
『DRM廃止が音楽の売上を10%伸ばす』TorrentFreak翻訳記事
no image
Spotifyのジャパン・パッシングに見る日本の音楽業界の話
no image
耳管開放症のための耳栓を探して
Technics SL-1200が帰ってきたので色々と思い出した | Jun-Systems
自動マスタリングサービスLANDRを試す