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Yes Yes Y’All (feat. TA-TI) – Lunniebeats/ニューシングルとジャジーヒップホップシーンの話

   

アルバムURBAN CITY CONNEKTIONから先行してシングル『Yes Yes Y’All』をリリースしました。読み方はイェッセッショーです。
客演には東京からTA-TIさん(@TA_TIofficial)をお招きしていますが、このコンビでシングルを配信するのはAmazon新着ヒップホップランキングで栄光の3位(すぐ上には名古屋の大先輩呂布カルマさんとDef Tech)だったシングル『Imagination (Prod. by Lunniebeats) / TA-TI』ぶりです。この件はTA-TIさんと作品を出すたびに未来永劫言い続けると思います。

この曲は冒頭から「君が見たことのない世界に案内」で始まり、今の日本語ラップには珍しいBPMで一気に言葉が駆け抜けていきます。

やり場のない苦しみや怒り 向ける矛先はいつだって自分自身
とうに捨てたプライドあるのは自信 新たな自分とPlay on the mission

たとえLife’s A Bitch でも選んだこの彼女と付き合う
他人の言うことに耳を貸すなよ 貸スベキは自分の中のリトルだろ?

会員じゃないと中が見られないのでリンクが貼れませんが、AWAやLINEミュージックなど主要な音楽サービスでも聴くことができます。(手軽にシェアできないこういうところが普及の足かせになんじゃねーのか)

SPECIAL THANKS

先にご協力いただいたみなさんをスペシャルサンクスとしてクレジットしておきたいと思います。

Photo Shooting: Yosuke, INOUE

(from OTAIRECORD, オタイオーディオ株式会社)
普段ジャケットには自分のInstagramの画像を使うのですが、今回は初めて本格的なカメラを使って夜景を撮りました。しかも今回は撮影・機材・編集に昔からお世話になっているDJ機材販売のOTAIRECORD(オタレコ)も運営するオタイオーディオ株式会社より井上ようすけ様に多大なご協力をいただきました。

Photo Venue: BAR Star Gate

(at ANA HOTEL GRAND COURT NAGOYA)

撮影場所についても井上様よりご紹介いただき、名古屋は金山駅前にあるANAホテルグランコート名古屋の最上階、BARスターゲイト様にご協力いただきました。

皆様の多大なお力添えをいただき素晴らしいジャケットにすることができました。
改めてありがとうございました。

Lyrics, Recording, Mixing: TA-TI


今回はボーカルのレコーディングからミックスダウンまで全部TA-TIさんに丸投げしました。トラックメイカーのラニビは何やってんだって話ですが、正確には仮ミックスの時点でやたら綺麗な2mixが返ってきたので、あとはこちらでマスタリングだけしたっていう感じです。

Beat Making, Mastering: Lunniebeats


そしてビートメイキングはわたしです。

音楽の売り方の話

今はTrapの時代でJazzy Hip-Hopは下火だとか言われます。下火だから売れなくても仕方ないのかといえばそういうわけではないし、そもそもこの分野が下火かどうか割と疑問なんですよ。

たとえばKANDYTOWNからIOの出したニューアルバム『Mood Blue』が完全に、完ッ全に僕の好みの音で、これが正当に評価されてる時点でシーンには安心しかないです。これは間違いなく今のヒップホップとして消費できるグルーブ感を持っていながら、音としてはジャズやソウルを多用していて、いわば流行と真を互いにしっかり捉えてうまく音作りができているっていうことだと思う。

Mood Blue by IO from Kandytown

そう、我々は「わかってくれる奴がいない」とか言っているものの、実際にはそこまで届ける工夫をせずに言い訳してるだけなんですよ。そりゃそうでしょ。だって世の中いきなりジャジーヒップホップ好きだった奴が片っ端からいなくなるわけねーじゃん。一昔前まで猫も杓子も「Luvsicいいよね〜」ってバカのひとつ覚えみたいにヘラヘラ言ってたんだから。そもそも我々はいつまでジャジーヒップホップとか言ってるんですかね。このダサい名前はなんとかならないんでしょうかね。

趣味の多様化に加えてコンピュータの高性能化と低価格化で国民皆クリエーター時代が到来、さらにはTuneCoreやCDBabyといったディストリビューターやメルカリなどのフリーマーケットサービスの興隆もあり国民皆流通時代にまでなりました。誰でも作ったものを簡単に世界まで届けられる時代です。そういった意味で「作れば売れる」はとうに過ぎ去りましたが、その一方で素人の域を出ないような駆け出しクリエーターがインスタで数十万のフォロワーを持つインフルーエンサーになり、作ったものは即座に売り切れるといった現象も起きています。

そういった意味で、要は工夫なわけです。まともな作品を作った上で(これが大前提)、届ける工夫(届ける努力ではなく工夫なのがポイント)さえすれば(確率的には)ちゃんと売れるわけです。自分がどれほど大きなメディアを持っているかが極めて重要で、それを様々な方面に多様に持っている人ほど強いのです。何者でもない人間が自分のTwitterで「出しました〜RTお願いします〜」つって終わりではまあ無理なんですよ。みんなそうしてるんだから。

スティーブジョブズは「人々は本当にほしいものなどわからないのだから市場調査には意味がない」と言いました。これは本当にイノベーティブな製品には全く正しい言明で、本当にぶっ飛んだ素晴らしくて面白いものはこの方法論で独自の路線を突き進めばいい。日本語ラップのマーケットでいえばjjjの登場はまさしくこれだったと思う。しかしその一方で、それ未満の凡庸な商品はどうすればいいのかといえば、それはやはり既存の製品にカラーバリエーションをつけるとか、値段を下げるとか、そういう方向でしか対応できないわけです。音楽において我々のような三流クリエーターは、既存の良いものにちょっと工夫や味をつけてオリジナリティを加えるとかそういう方向性になってくる。逆に言うとそれしか無理。誰しも「あの人みたいになりたい!」という自己実現欲というのはあるもので、その結果KOHHみたいな高校生が量産されたのは記憶に新しい出来事ですね。


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